TinyTimeLine

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{{PAGENAME}}は、twitterにて簡易的なタイムラインの表示と投稿を行う、Webサーバ上で動作する軽量アプリケーション。twitterへのアクセスにはOAuth/xAuthを使用し、PC・携帯電話・PDAから同一のIFを提供する。
 
{{PAGENAME}}は、twitterにて簡易的なタイムラインの表示と投稿を行う、Webサーバ上で動作する軽量アプリケーション。twitterへのアクセスにはOAuth/xAuthを使用し、PC・携帯電話・PDAから同一のIFを提供する。
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==対応バージョン==
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このマニュアルは、頁末でダウンロード可能なVer.0.97に対応。
  
 
==動作環境==
 
==動作環境==
 
*Linux
 
*Linux
 
*PHP5
 
*PHP5
*cURL
 
 
==注意事項==
 
このスクリプトはtwitterにアクセスすることができますが、現時点でユーザ認証は一切ありません(まだ作っていない)。このスクリプトに対するアクセス権の設定については各自行う必要があります。
 
===アクセス権の設定例===
 
スクリプトを設置するディレクトリを作成し、それに対するアクセス権の設定を行う必要があります。ここではBASIC認証によるアクセス制御を行うサンプル設定を示します。
 
*.htaccess
 
AuthUserFile ./.htpasswd
 
AuthGroupFile /dev/null
 
AuthName "Please enter your username and password"
 
AuthType Basic
 
require valid-user
 
*.htpasswd
 
hoge:PfMnfPELn0M2E
 
以上2ファイルを、作成したディレクトリに設置してください。.htpasswdで設定されているのは、ユーザ名が「hoge」でパスワードが「fuga」なので、そのまま使用しないように注意。
 
  
 
==インストール==
 
==インストール==
#twitteroauthのダウンロード
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===twitteroauthのダウンロード===
#:[http://github.com/ github]より、abraham氏が作成・公開しているtwitteroauthライブラリをダウンロードしてください。
+
[http://github.com/ github]より、abraham氏が作成・公開しているtwitteroauthライブラリをダウンロードしてください。
#:*http://github.com/abraham/twitteroauth
+
*http://github.com/abraham/twitteroauth
#スクリプト設置
+
===スクリプト設置===
#:作成したディレクトリにTinyTimeLineのスクリプト'''titili.php'''を設置してください。また、ダウンロードしたtwitteroauthライブラリも対象ディレクトリに設置してください。
+
作成したディレクトリにTinyTimeLineのスクリプト'''ttl.php'''と、設定ファイル'''ttlsettings.php'''を設置してください。また、ダウンロードしたtwitteroauthライブラリも対象ディレクトリに設置してください。なお、TinyTimeLineのスクリプトファイル名は変更可能です。
#:*titili.php
+
*ttl.php
#:*OAuth.php
+
*ttlsettings.php
#:*twitteroauth.php
+
*OAuth.php
#ConsumerKey/Secretの取得
+
*twitteroauth.php
#:twitterにアクセスして、ConsumerKey/Secretの取得を行ってください。
+
===ConsumerKey/Secretの取得===
#:*https://twitter.com/apps
+
twitterにアクセスして、ConsumerKey/Secretの取得を行ってください。
#AccessToken/TokenSecretの取得
+
*https://twitter.com/apps
#:twitter/developにアクセスして、AccessToken/TokenSecretの取得を行ってください。
+
===AccessToken/TokenSecretの取得===
#:*https://dev.twitter.com/apps
+
twitter/developにアクセスして、AccessToken/TokenSecretの取得を行ってください。
#TinyTimeLineの設置時設定を実施
+
*https://dev.twitter.com/apps
#:TinyTimeLineの設置時設定を行います。titili.phpの編集を行い、以下の通り設定を行ってください。titili.phpの先頭のほうにあるPHP変数群が、変更可能な設定です。
+
===TinyTimeLineの設置時設定を実施===
##スクリプト名設定
+
TinyTimeLineの設置時設定を行います。'''ttlsettings.php'''の編集を行い、以下の通り設定を行ってください。
##:titili.phpは、この1ファイルへのアクセスのみでTimeLineの取得や投稿などを行います。スクリプトファイル名をtitili.php以外に変更する場合、このPHP変数も変更する必要があります。
+
 
##:*$me="titili.php";
+
====動作設定====
##twitteroauth.php設置場所設定
+
twitteroauth.phpの設置場所をttl.phpと異なる場所に設置している場合、設置場所を示す必要があります。以下はその例です。
##:twitteroauth.phpの設置場所をtitili.phpと異なる場所に設置している場合、設置場所を示す必要があります。
+
require_once("./OALIB/twitteroauth.php");
##:*require_once("./twitteroauth.php");
+
前節まででtwitterより取得したConsumerKeyとAccessToken類を設定してください。ここに記述してあるものはサンプルなので、でたらめです。そのままで使用することはできません(が、取得した文字列は多分こんな長さの文字列なはずです)。
##ConsumerKey/Secret と AccessToken/TokenSecret を設定
+
$tockey = "Ejd83Ze9zWd7E28xg7E5gg";
##:twitterより取得したConsumerKeyとAccessToken類を設定してください。ここに記述してあるものはサンプルなので、当然これより長いキー・トークンが取得されているはずです。
+
$tocsec = "2rnDYTq48wqd4RdCzjPEkJpPu3YGoPVhzebmlvD90ep";
##:*$tockey = "";
+
cookieの設定も必要です。設置ディレクトリ、設置ドメイン、有効期限(秒)を設定してください。有効期限は、ブラウザ側での有効期限です。
##:*$tocsec = "";
+
$md="/TTL/";
##:*$toatok = "";
+
$mi="www.yahoo.jp";
##:*$toasec = "";
+
$EXP=24*60*60 * 8;
#その他の設定
+
認証用のパスワードファイル名を設定してください。既存の一般的な'''.htpasswd'''を流用することができます。
#:見た目等に関する設定項目が任意で変更できます。
+
$PF="./.htpasswd";
#:*$tll
+
このスクリプトを使うときのタイトルを設定します。
#:*:TimeLineを表示する際に、取得するTweetの数を変更可能です。200くらいまでは設定可能である模様ですが、そのまま動作速度やHTMLサイズに跳ね返ってくるので程々がお勧めです。
+
$CN="TinyTimeLine";
#:*$fsz
+
 
#:*:テキストボックスの大きさを示します。使用している携帯電話やPCブラウザなど、好みに応じて変更してください。
+
====表示関連設定====
#:*$fmx
+
TimeLineを表示する際に、取得するTweetの数を変更可能です。200くらいまでは設定可能である模様ですが、そのまま動作速度やHTMLサイズに跳ね返ってくるので程々がお勧めです。
#:*:テキストボックスに対する入力可能文字数(bytesではありません)を設定することができます。InternetExplorerではあまり正確な動作はしないかもしれません。
+
$tll="50";
#:*$tmx
+
テキストボックスの大きさを示します。使用している携帯電話やPCブラウザなど、好みに応じて変更してください。
#:*:tweetできる最大文字数を設定することができます。140より大きくすることができますが、尻が切れたりエラーになったりとその結果は一定しないので、変更することはお勧めしません。
+
$fsz="36";
#:*$NOTL
+
テキストボックスに対する入力可能文字数(bytesではありません)を設定することができます。InternetExplorerではあまり正確な動作はしないかもしれません。
#:*:初期状態はFALSEですが、TRUEに変更するとTimeLineの表示を抑制することができます。その状態でも投稿はできます。
+
$fmx="140";
 +
tweetできる最大文字数を設定することができます。140より大きくすることができますが、尻が切れたりエラーになったりとその結果は一定しないので、変更することはお勧めしません。
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$tmx="140";
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TimeLineの表示を抑制することができます。初期状態はFALSEですが、TRUEに変更すると抑制されます。その状態でも投稿はできます。
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$NOTL=FALSE;
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====認証設定====
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'''.htpasswd'''を設定する必要があります。記述ルールは以下の通りです。
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username:password:AccessToken:AccessTokenSecret
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passwordはdes暗号化されている必要があります。以下のサンプルを示しますが、ConsumerKeyと同様でたらめです。そのままで使用することはできません(が、取得した文字列は多分こんな長さの文字列なはずです)。
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zerowing:ZWMCOjVZ/V7ac:90185427-4Vj3Yq5n6GBGfENxndMMstVFVzJFRp0O1lRaEqA2L:pi7tWI1mDh8o6qzjwBg6yZ4UqxwwB474eLmxGcssoSN
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DES暗号化については以下の通りコマンドラインから入力することで取得することができます("ZW"の部分は任意の2文字以上の英数文字を入力してください)。
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% php -r 'echo crypt("AYBABTU","ZW")."\n";'
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ZWMCOjVZ/V7ac
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%
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複数設定することも可能です。その場合はAccessToken/TokenSecretを別々に取得する必要があります。
  
 
==使い方==
 
==使い方==
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===ログイン===
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このスクリプトをブラウザから見ると、認証を求められます。前節で設定したusernameとpasswordを入力し、「Login」ボタンを押すとログインできます。
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;ログイン有効期限
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:ログインセッションはcookieで与えられ、ブラウザを終了させてもcookieはクリアされません。設定項目 '''$EXP'''にて変更可能ですが、初期状態では8日間に設定されています。サーバ側のセッション有効期限についてはPHPに関するサーバ設定で制御されています(一般的には未使用のセッションは24分ごとに1/100の確率で削除されます。
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次回以降のログインでは、クライアント・サーバのどちらも有効期限が切れていなければログインは不要で、すぐにタイムラインが表示されます。
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===ログアウト===
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ログイン後のいずれかの画面で「Logout」をクリックすれば、ログアウト処理が行われます。次回以降、画面を開いたときにログインする必要があります。また、セッション期限切れの場合は'''EXPIRE'''と、ログイン失敗時には'''NG'''と、ログインしていない場合は'''NOTLOGIN'''と表示されます。
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===タイムライン===
 
[[image:TTL091V.png|128px|thumb|right|TTL V0.91のスクリーンショット]]
 
[[image:TTL091V.png|128px|thumb|right|TTL V0.91のスクリーンショット]]
このスクリプトをブラウザから見ると、右側サムネイルのような画面が表示されます。
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ログイン後は、右側サムネイルのような画面が表示されます。タイムライン抑止設定をしていれば、入力フォームのみ表示されます。
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===投稿===
 
===投稿===
テキストボックスに入力し、「Twit」ボタンをクリックすると投稿できます。投稿アプリケーション名には、ConsumerKey取得時に設定したアプリケーション名が表示されます。
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テキストボックスに入力し、「Twit」ボタンをクリックすると投稿できます。twitterWebなどで表示される投稿アプリケーション名には、ConsumerKey取得時に設定したアプリケーション名が表示されます。
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===Reply===
 
===Reply===
 
タイムライン上の'''Re'''をクリックすると、Re画面が表示されます。Re対象となった1件のみ表示され、テキストボックスにはメッセージとリプライ先ユーザ名が予め入力されています。ここでテキストボックスに入力し(あるいはそのまま)「Re」ボタンをクリックすると投稿されます。通常の投稿との違いは以下の通り。
 
タイムライン上の'''Re'''をクリックすると、Re画面が表示されます。Re対象となった1件のみ表示され、テキストボックスにはメッセージとリプライ先ユーザ名が予め入力されています。ここでテキストボックスに入力し(あるいはそのまま)「Re」ボタンをクリックすると投稿されます。通常の投稿との違いは以下の通り。
 
*入力用のテキストボックスに、予めユーザ名と引用メッセージが入力されています。
 
*入力用のテキストボックスに、予めユーザ名と引用メッセージが入力されています。
 
*リプライ元のメッセージIDが付与されているので、公式のReと同等になります。
 
*リプライ元のメッセージIDが付与されているので、公式のReと同等になります。
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===QT===
 
===QT===
 
タイムライン上の'''QT'''をクリックすると、QT画面が表示されます。QT対象となった1件のみ表示され、テキストボックスにはメッセージとリプライ先ユーザ名が予め入力されています。ここでテキストボックスに入力し(あるいはそのまま)「QT」ボタンをクリックすると投稿されます。Reとの違いは以下の通り。
 
タイムライン上の'''QT'''をクリックすると、QT画面が表示されます。QT対象となった1件のみ表示され、テキストボックスにはメッセージとリプライ先ユーザ名が予め入力されています。ここでテキストボックスに入力し(あるいはそのまま)「QT」ボタンをクリックすると投稿されます。Reとの違いは以下の通り。
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==Download==
 
==Download==
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*[http://judstyle.jp/jswiki/images/0/07/TTL097.zip Version.0.97]
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===Old===
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*[http://judstyle.jp/jswiki/images/0/00/TTL096.zip Version.0.96]
 
*[http://judstyle.jp/jswiki/images/9/95/TTL093.zip Version.0.93]
 
*[http://judstyle.jp/jswiki/images/9/95/TTL093.zip Version.0.93]
*[http://judstyle.jp/jswiki/images/0/00/TTL096.zip Version.0.96] - マニュアル未執筆
 
  
 
[[Category:TTL]]
 
[[Category:TTL]]
 
[[Category:twitter]]
 
[[Category:twitter]]

2010年6月1日 (火) 17:16時点における版

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