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'''{{PAGENAME}}'''は、PMDPPZまたはFMP4のPPZ8で使用するPZIファイルを取り扱うコマンドラインツール。
 
'''{{PAGENAME}}'''は、PMDPPZまたはFMP4のPPZ8で使用するPZIファイルを取り扱うコマンドラインツール。
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==何に使うのか==
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*最大16個までのPZIファイルを、1個の定義ファイルで定義・作成できる。
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*PZIファイルをP86形式にコンバートできる。これを経由してPPC形式にコンバートできる。
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*# PZIファイルを生成
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*# P86形式にコンバート
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*# P862PPCでPPC形式にコンバート
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*# [[PPCUTYMX.exe]]で(必要なら手持ちのPPCファイルと組み合わせて)新規にPPCファイルを生成する
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*PZIファイル, P86ファイルの内容をチェックする。
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*PZIファイル, P86ファイルを分解し、wavファイルを生成する。
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** PZIファイルからは、PZI内のサンプリング周波数設定を使用して8bit/1chのwavファイルを生成する。
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** P86ファイルからは、サンプリング周波数 16,540Hzを使用して8bit/1chのwavファイルを生成する。
  
 
==コマンド書式==
 
==コマンド書式==
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;inspect
 
;inspect
 
:PZIファイルを検査し内容を表示する。
 
:PZIファイルを検査し内容を表示する。
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;inspectp86
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:P86ファイルを検査し内容を表示する。
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;unlink
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:PZIファイルを分解しwavを生成する。
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;unlinkp86
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:P86ファイルを分解しwavを生成する。
 
;pzi2p86
 
;pzi2p86
 
:PZIファイルをP86形式に変換する。
 
:PZIファイルをP86形式に変換する。
 
;linkppc
 
;linkppc
:PZI定義ファイル'''filename.ext'''に従って、PPCファイルを生成する。現在使用されておらず、[[PPCUTYMX.exe]]を使用を推奨。
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:PPCファイルを生成する機能はVer.2.22で無効化済み。[[PPCUTYMX.exe]]の使用を推奨。
  
 
==PZI定義ファイル書式==
 
==PZI定義ファイル書式==
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:ファイル名。音色番号に割り当てるPCMファイルか、生成するPZIファイル名を指定する。
 
:ファイル名。音色番号に割り当てるPCMファイルか、生成するPZIファイル名を指定する。
 
;3,4,5カラム目
 
;3,4,5カラム目
:ループ開始, ループ終了, 録音周波数を指定する。省略可能。録音周波数はWAVファイル内に書かれた情報より優先される。
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:録音周波数, ループ開始, ループ終了を指定する。省略可能。録音周波数はWAVファイル内に書かれた情報より優先される。
  
 
===定義例===  
 
===定義例===  
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  * N909.PZI
 
  * N909.PZI
 
  ;数字で始まる行はPCMファイル定義
 
  ;数字で始まる行はPCMファイル定義
  ;先頭から順に @番号, PCMファイル名, ループ開始, ループ終了, 録音周波数
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  ;先頭から順に @番号, PCMファイル名, 録音周波数, ループ開始, ループ終了
 
  ;WAVの場合のみ録音周波数をPCMファイルから読み取る
 
  ;WAVの場合のみ録音周波数をPCMファイルから読み取る
 
  1 N909001.WAV
 
  1 N909001.WAV
 
  2 N909002.PC8
 
  2 N909002.PC8
 
  3 N909003.PPI
 
  3 N909003.PPI
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===実行コマンド例===
 
===実行コマンド例===
 
  PZIUTYMX.exe link N909PZI.lxi
 
  PZIUTYMX.exe link N909PZI.lxi
  
 
==ダウンロード==
 
==ダウンロード==
[http://judstyle.jp/js2wiki/images/e/e4/PPCUTYMX210a.zip Version.2.10a]
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* [[Media:PZIUTYMX210a.zip|Version.2.10a]]
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* [[Media:PZIUTYMX222.zip|Version.2.22]]
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** unlink 機能を追加
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** P86への操作 inspectp86, unlinkp86 を追加
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** linkppc 対応を打ち切り。[[PPCUTYMX.exe]]の使用を推奨
  
 
__NOTOC__
 
__NOTOC__
 
[[Category:PMD]]
 
[[Category:PMD]]

2025年11月23日 (日) 06:45時点における最新版

PZIUTYMX.exeは、PMDPPZまたはFMP4のPPZ8で使用するPZIファイルを取り扱うコマンドラインツール。

何に使うのか

  • 最大16個までのPZIファイルを、1個の定義ファイルで定義・作成できる。
  • PZIファイルをP86形式にコンバートできる。これを経由してPPC形式にコンバートできる。
    1. PZIファイルを生成
    2. P86形式にコンバート
    3. P862PPCでPPC形式にコンバート
    4. PPCUTYMX.exeで(必要なら手持ちのPPCファイルと組み合わせて)新規にPPCファイルを生成する
  • PZIファイル, P86ファイルの内容をチェックする。
  • PZIファイル, P86ファイルを分解し、wavファイルを生成する。
    • PZIファイルからは、PZI内のサンプリング周波数設定を使用して8bit/1chのwavファイルを生成する。
    • P86ファイルからは、サンプリング周波数 16,540Hzを使用して8bit/1chのwavファイルを生成する。

コマンド書式

PZIUTYMX.exe <operation> <filename.ext>

operation

link
PZI定義ファイルfilename.extに従って、PZIファイルを生成する。
inspect
PZIファイルを検査し内容を表示する。
inspectp86
P86ファイルを検査し内容を表示する。
unlink
PZIファイルを分解しwavを生成する。
unlinkp86
P86ファイルを分解しwavを生成する。
pzi2p86
PZIファイルをP86形式に変換する。
linkppc
PPCファイルを生成する機能はVer.2.22で無効化済み。PPCUTYMX.exeの使用を推奨。

PZI定義ファイル書式

定義内容の区切りはタブ文字と改行文字、行頭にセミコロンがある場合はコメント行とみなす。定義可能なPPZは16ファイルまで。指定されるPCMファイルはRIFF(8bit)またはヘッダなし8bitであること。

1カラム目
音色番号。半角アスタリスクが指定された場合は、PZIファイル名を指定する行であることを示す。
2カラム目
ファイル名。音色番号に割り当てるPCMファイルか、生成するPZIファイル名を指定する。
3,4,5カラム目
録音周波数, ループ開始, ループ終了を指定する。省略可能。録音周波数はWAVファイル内に書かれた情報より優先される。

定義例

;アスタリスクで始まる行はPZIファイル名定義
*	N909.PZI
;数字で始まる行はPCMファイル定義
;先頭から順に @番号, PCMファイル名, 録音周波数, ループ開始, ループ終了
;WAVの場合のみ録音周波数をPCMファイルから読み取る
1	N909001.WAV
2	N909002.PC8
3	N909003.PPI

実行コマンド例

PZIUTYMX.exe link N909PZI.lxi

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