「PPCUTYMX.exe」の版間の差分
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2018年1月28日 (日) 17:27時点における版
PPCUTYMX.exeは、PMDPPZ/PMDB2で使用するPPCファイルを取り扱うコマンドラインツール。
何に使うのか
- 従来 PPCファイルを生成するには、スピークボード等を装着したPC-98x1実機またはエミュレータを使用する必要があるが、本ツールは実機・エミュレータを必要としない。
- 入力としてPPCファイルそのものを扱えるので、P862PPCを使用してコンバートすることで、新規にPPCファイルを手軽に作成できる。
- PZIUTYMX.exeでPZIファイルを生成
- PZIUTYMX.exeでP86形式にコンバート
- P862PPCでPPC形式にコンバート
- (必要なら手持ちのPPCファイルと組み合わせて)新規にPPCファイルを生成する
コマンド書式
PPCUTYMX.exe <operation> <filename.ext>
operation
- link
- PPC定義ファイルfilename.extに従って、PPCファイルを生成する。
- view
- PPCファイルを検査し内容を表示する。
PPC定義ファイル書式
定義内容の区切りはタブ文字と改行文字、行頭にセミコロンがある場合はコメント行とみなす。定義可能なPPZは1ファイルだけ。指定されるPCMファイルはADPCMであること(チェックしていない)と、32bytes単位で切られていること(チェックしている)
- 1カラム目
- 音色番号。半角アスタリスクが指定された場合は、PPCファイル名を指定する行であることを示す。
- 2カラム目
- ファイル名。音色番号に割り当てるPCMファイルか、生成するPPCファイル名を指定する。PPCファイル名を指定することで、該当PPCファイルのADPCMから引用する。
- 3カラム目
- 2カラム目にPPCファイルを記載した場合のみ、引用する音色番号を指定する必要がある。
定義例
;アスタリスクで始まる行はPPCファイル名定義 * N909.PPC ;数字で始まる行はPCMファイル定義 ;ADPCMファイルまたはPPCを定義可能 ;先頭から順に @番号, PCMファイル名, 引用元@番号 1 N909001.PCM 2 N909002.PCM 3 CMLPCM2.PPC 6 ;PCMファイル名にPPCを指定した場合、次のカラムに@番号を記載する
実行コマンド例
PPCUTYMX.exe link N909PPC.lxi