「JWU.exe」の版間の差分
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2018年1月17日 (水) 19:39時点における最新版
JWU.exeは、PCMを編集するコマンドラインツール。
特徴
- 特に指定しない限りレート変換やオーバー・アンダーサンプリングを行わず、また一部機能を除きすべて整数演算で行っているため、連続的に複数の処理を実施しても波形が劣化しない。
- コマンドラインで動作するため、多数のファイルに対して複数の処理を連続実施する場合などはExcelVBA等でシェルを作成することで対応可能。
- ノーマライズや一般的なオーディオエフェクトはPAアプリケーションやDAWでできるので、このツールはそれらでは用意されていないことが多いマニアックな機能を中心に実装されている。
機能
- WAVE(RIFF)ファイルを加工する。
- WAVE(RIFF)ファイルを変換する。
使用法
JWU.exe operation [options] filename1 [filename2] [filename3]
- operation
- operationには、処理内容を記述する。
- options
- optionsには、実行時optionを記述する。
- filename1~3
- filenameには、処理対象ファイル名を入力する。実行時optionの/Wを指定しない限り、最後に指定したファイル名が出力ファイル名となる。
注意事項
- 上手く動作しなくても泣かない
- テストされていない機能がある
履歴
Ver0
- 0.90
- 16bitPCMの分析機能を実装。
- 0.91
- 16bitPCMの比較機能を実装。
Ver1
- 1.00
- mix/subtract等の7機能を実装。
- 1.04
- 各種手動設定パラメータを追加。
- 1.07
- bugfix中心。Ver1の安定版。
Ver2
- 2.00
- 14機能を実装。内部IF、入出力処理、エラー処理、メッセージを整備。メモリ管理を見直し、ロジックの共通化と高速化、消費メモリの縮小を実施。
- 2.04
- 16機能実装完了。
- 2.10
- ヘッダなし8bitPCMのformat間違い等いくつかのbugを正した、現時点での安定版。Webサイト公開開始。
- 2.12
- ヘッダなし8bitPCMの無音部分を修正。
- optionに/Tを追加。
- 2.13
- LoFi機能を追加。16bitPCMのまま指定解像度に丸める。深度のみ対応。
- 2.20
- 画像出力機能を追加。16bitのみテスト済み
- 2.30
- LoFi機能を強化。16bitPCMのまま指定解像度・指定サンプリングレート相当に丸める。
- Convert機能を追加。サンプルレートをコンバートする。
- 2.31
- Max機能を追加。最大電圧になるようBoostする。
- distという恥ずかしいtypoを修正。
- 2.32
- 従来「処理ファイル数」を戻していた戻り値を、対象PCMの情報を返すことの出来るoptionを追加。/RCでch数を、/RBでbitrateを返す。
- 上記戻り値による処理をバッチに組み込むために、エラー以外の一切のメッセージ出力をしないask機能を追加(処理はinfoと同等)。
- 無音に近いゼロ付近のノイズを避けるため、sb8convertの仕様を変更し、 (v+128)/256 として-128~+127の範囲に切り落とすようにした。従来は単に v/256 だった。